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今年はペルセウス座流星群が良く見える!(ハズ)
2015.8.5更新

<ペルセウス座流星群>
流れ星の正体である宇宙のちり。その中の何の成分が発光しているのかによって、流れ星の色は違ってきます。小さいと色はよくわかりませんが、火球と呼ばれるものぐらい大きい場合は、こうして写真に撮ると色がはっきりわかることもあります。撮影:©井川俊彦(2013.8.13)
夏と言えばペルセウス座流星群!
今年は8月13日15:00に極大(最も多く流れるとき)を迎え、しかも翌14日が新月。月明かりがなくて暗い夜空となるので、流れ星を見つけるには有利なのです。
最も良く見えそうなのは、12日夜から13日未明。次が13日~14日です。
空の条件さえ良ければ1時間あたり50~60個見えるかもしれません。
流れ星はペルセウス座から四方八方へ飛び出すように見えるので、どの方角を見ていても大丈夫。
ただしペルセウス座が空高い位置まで昇ってくる深夜〜夜明け前の方がたくさん見ることができます。
流星群は極大日を含め数日間は流れ続けるので、皆さんもぜひ、視界が開けていて、街灯や看板などの光が少ない郊外で流れ星探しにチャレンジしてみてください。天気さえ良ければ見られるハズ!
ペルセウス座流星群のキャンペーンやイベント
◆ 国立天文台「夏の夜、流れ星を数えよう2015」キャンペーン
8月12日(水)〜19日(水)
ペルセウス座流星群がいくつ見えたか、サイトに報告するキャンペーンです。
◆ 八ヶ岳グレイスホテル「野辺山高原で<星と宇宙イベント>」(長野県南牧村)
8月11日(火)〜13日(木)
宇宙実験や星や宇宙のお話など宇宙教育リーダー和田様をお招きし、お子様から大人の方まで楽しめるイベントを開催。
◆ 大田原市ふれあいの丘天文館「天文現象観望会<ペルセウス座流星群を見よう>」(栃木県大田原市)
8月12日(水)
流れ星についての解説を行った後、芝生広場で流れ星を観望します。 23:00まで天文館の望遠鏡で天体の観望も可能です。
◆ 益子町天体観測施設「ペルセウス流星群特別観望会」(栃木県大益子町)
8月13日(木)〜15日(土)
ぺルセウス流星群と土星を主に観測します。
科学情報誌「So-TEN-Ken」Vol.55より転載。一部再編集。