星空ニュース
月、火、水、木、金が10月9〜11日に勢ぞろい!?
2015.10.1更新

<10月10日 朝5:00頃の東の空>
水星、金星、火星、木星、月、さらにしし座の1等星レグルスも加わって、華やかな星空となります。
火星、水星、木星、金星に細い月も加わって、キラキラと豪華な光景が10月9~11日の夜明け前に見られます。
方角は東。
最も明るいのが金星で-4.5等。次に明るいのが木星で、少し赤みを帯びているのが火星です。
月は9日が月齢25.5、10日が26.5、11日は27.5と日増しに細くなっていきます。
月は位置もチョコチョコと変わっていき、9日は金星の近くに、10日は木星、11日は水星に近寄っていきます。
水星は地平線から5度前後と低い位置にあるので、視界が開けた場所を探しておくと良いでしょう。
惑星と月の共演は肉眼でも楽しめますが、たくさんの惑星が一度に見られるせっかくの機会ですから双眼鏡で1つ1つの惑星とスリムな月をぜひ見てみてください。
100倍程度の倍率の天体望遠鏡ならば、金星が欠けている姿もはっきりと確認することができるでしょう。
科学情報誌「So-TEN-Ken」Vol.56より転載。