天文部応援中<先生の部>お知らせ研修報告詳細

2011.10.29
教員研修-宇宙を見上げて科学を学ぼう
第10回 ISSを見上げて授業をしよう!

矢野幸子

「小中学校の勉強が、今でも役に立っています」
独立行政法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
矢野 幸子 主任開発員

今回は、独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)矢野幸子主任開発員を講師にお迎えいたしました。
矢野さんは小学校6年生のとき星空を眺めていた時に、宇宙の起源に想いをはせ「いつか宇宙に関わる仕事をしたい」と勉強に励みます。その後次第に生命の起源に興味を持たれ、大学で生物の勉強、研究を重ね、現在のJAXAでのご活躍に至ります。
本日は、これまで行った活動を踏まえ国際宇宙ステーション(International Space Station=ISS)の日本実験棟「きぼう」での研究を中心に講義していただきました。
また、参加された教員の方へのメッセージとして「小・中学校の勉強が今でも役に立っている」ことを講義中語っていらっしゃいました。

プログラム
  • ご挨拶
  • 研究者講演、質問
  • 開発者講演(天体望遠鏡の使い方、観測アドバイス)
  • 実践、質問(天体望遠鏡の組み立て方、ファインダー合わせ)
  • 観望会

罫線

研究者講演「国際宇宙ステーションでの生物実験」、質問

講演中! 講演中! 講演中! 講演中!
国際宇宙ステーション

国際宇宙ステーション(ISS)には、アメリカ、ロシア、ヨーロッパ、カナダ、日本などの15ヶ国が参加しています。
地上から約400km上空に建設され、大きさは約108.5m×72.8m、質量は約420tの巨大な有人実験施設です。日本は日本実験棟「きぼう」などで参加しています。

地上はできない実験ができる

ISSは地球の周りを、秒速約8kmで自由落下しながら回っています。そのため地上の100万分の1ほどの微小重力現象(無沈降、無浮遊、無対流、無容器浮遊、無水圧)が起こります。さらに大気がほとんどないため、宇宙放射線が降り注ぐ環境となります。このような特殊な環境を利用して実験・研究や地球・天体の観測などを行い、科学技術の進歩、地上生活や産業に役立てています。

「いきもの」を使った実験

「生物と重力の関係」を明かすために、植物や細胞などを用いて研究をおこなっています。
2012年秋から、メダカを用いた実験を本格的におこなうことになっています。将来このメダカの遺伝子を調べれば、医学の向上に役立つのではと期待されています。このほかにも日本独自の研究が日々進められていますが、実験できる稼働時間に制限があります。
そこで、矢野さんは限られた時間を有効に使うための装置の開発をおこなっています。今回、実際にISSで使用した装置をご持参され拝見させていただきました。


 罫線
矢野幸子
講演者プロフィール

矢野幸子
独立行政法人宇宙航空研究開発機構 主任開発員。向井千秋宇宙士の植物実験を担当。
現在は国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」で行なう植物実験ユニットなどの開発を行う。
宇宙航空研究開発機構 http://www.jaxa.jp
宇宙の不思議うそ、ほんと http://iss.jaxa.jp/iss_faq/go_space

罫線

実践

ファインダーに注目 接眼レンズ?
天体望遠鏡を使おう

天体望遠鏡について、基礎から応用までを講義。
内容は
① 種類と構造
② 倍率・口径の選ぶポイント
③ 架台の種類と構造
④ 天体観測に必要な基本知識や双眼鏡を用いた観測方法
⑤ 天体撮影で失敗しない撮影方法や必要機材
などを紹介。
参加者からは日頃の活動についての質問が多くあがり、講師が分かりやすく応答をおこないました。


天体望遠鏡組み立て中! 窓越しに観測中!
星空を見てみよう

講義後、天体望遠鏡の
箱取出し
 ↓
架台に設置
 ↓
ファインダー調整
と、観測準備までを参加者に実演していただきました。
初めて天体望遠鏡を扱う方もいらっしゃいましたが、インストラクターの指導のもと無事に設置完了。
当日は天候がよく月、金星、土星&衛星がしっかり観測することができました


罫線
配布資料
  • パンフレット「プログラム&授業で使えるトピック」
  • Vixenオリジナル「星空ガイドブック」
  • Vixen天体望遠鏡 製品取扱説明書
  • Vixenオリジナル「天体カレンダー」
  • 冊子「天体望遠鏡の仕組みと使い方」「ファインダー調整解説書」
  • Vixen製品カタログ
  • リバネス出版発行誌
  • Vixenオリジナル「星座早見盤」
  • 科学情報誌「So-Ten-Ken」
  • ステッカー
  • アンケート、お知らせ

ページの先頭へ戻る