ビギナーのための天体撮影講座

001. まずはコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)を空へ向けよう

2013.3.6更新

オリオン座

今回の撮影方法で実際に撮ったオリオン座(山梨県乙女高原)
2009.10.17撮影

夜空を彩る月や星を写真にしてとっておきたくても「天体写真を撮るのは難しいし、機材もいろいろとそろえないと」と思っている方は必見!天体写真はこんなに簡単に撮れてしまうのです。
こちらの天体写真撮影講座では、比較的少ない機材で、できるだけ簡単に天体撮影に成功するためのノウハウをお教えします。
まず今回は最もシンプルな機材で撮影する方法「固定撮影」のコツからです。

必要な機材

  • コンパクトデジタルカメラ
    (一眼レフタイプのデジタルカメラでも可)
  • 三脚
  • (レリーズ(リモコン))

この撮影方法に適した天体

明るい1等星を含む星座を狙いましょう。冬ならば

  • オリオン座
  • おうし座
  • ふたご座
  • おおいぬ座

などがオススメです。あらかじめ星座の形を調べておいて、その星座全体がフレームにおさまるようにアングルを決めます。

準備編

準備中

撮影場所は暗くなる前に目星をつけておきましょう。
よりきれいな写真を撮るには海や山など、街灯りに邪魔されない所が理想的ですが、市街地でも撮影は可能です。できるだけ街灯や看板などの光が当たらず、地面はしっかりと三脚を立てられる平らな所を選びます。
簡単に撮るためには、まずカメラにいろいろと設定しておくことが必要です。お手もちのカメラによっては設定できる項目や範囲が違うので、できるだけ以下の値に近付けてください。

  • シャッタースピード : 理想は15〜60秒。できるだけ遅く設定します
  • フラッシュ : 発光禁止
  • ISO : 400〜800
  • 撮影モード(ピント ⁄ 距離) : ∞または遠景、風景など
  • セルフタイマー : 入
  • ホワイトバランス : 太陽 ⁄ 晴天。星の色が正確に表現されます
  • ズーム : 最も広角側
  • 絞り(F値) : 値を最も小さく。マニュアル設定のできる機種では絞りも調整できます

カメラによっては夜景撮影モードがある場合があります。上記の設定をせずにこのモードでの撮影も試してみましょう。

撮影編

空を見ながらカメラの角度を調整

カメラをしっかりと三脚に固定します。そしてカメラを写したい星座の方向に向けます。
このとき、液晶モニターは見ません。星の淡い光はモニターには映し出されないので、空とカメラ全体を見比べながら、写したい天体の方角にカメラのレンズが向いているかどうか確認します。
何度かテスト撮影をしてみて、目的の天体がちゃんとフレームに収まるように調整していきます。

セルフタイマーを使ってシャッターを切る

あとはシャッターを切るだけですが、このとき必ずセルフタイマーを使います。これは手ブレを起こさないためです。普通にシャッターを切ってしまうと、シャッターを指で押したり放したりする力がカメラを微妙に揺らして、シャッタースピードの遅い撮影ではブレた写真になってしまうからです。
セルフタイマーを使わず、レリーズやリモコンシャッターを使用してもOKです。

応用編

手のひらに乗る木星

手のひらに乗る木星

空の低い位置にある星座であれば、こんな風に人や望遠鏡と一緒に記念撮影をすることも可能です。
暗くて人物が写らないときは、フラッシュを発光させます。

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